タフトの燃費は悪い?ターボや4WDとの燃費の差や後悔しない選び方

ダイハツタフトの燃費は悪いのか?カタログ値・実燃費・ライバル比較で検証するスライドの表紙 ダイハツ
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タフトの購入を検討している方にとって、やはり一番気になるのはタフトの燃費性能ですよね。

物価高騰の今、維持費の安さが売りの軽自動車だからこそ、タフトの燃費が悪いという噂や実際のところがどうなのか不安に感じる方も多いはず。

特に雪国の方ならタフトの燃費の4WDによる違いや、力強い走りを求めるならタフトの燃費のターボ仕様の実力が気になるところ。

今回は、カタログ上のタフトの燃費や実燃費のデータ、そしてアイドリングストップの有無による影響まで詳しくお話しします。

これを読めば、あなたのライフスタイルに合ったタフトの選び方が見えてきますよ。

この記事でわかること
  • グレードや駆動方式によるカタログ燃費の正確な違い
  • アイドリングストップ非装着車を選んだ際の意外な落とし穴
  • 最大のライバルであるハスラーとの維持費シミュレーション
  • タフトの特性を活かして燃費を向上させる具体的な運転術

タフトの燃費性能をカタログ値から徹底解説

タフトの燃費が悪いという噂に対し、今の軽SUVとして平均的な数値であるという結論を示すスライド

タフトの燃費を正しく評価するためには、まずは基準となるカタログスペックを深掘りする必要があります。

ダイハツがどのような技術を投入してこの数値を実現しているのか、その裏側を知ることで「自分にとっての正解」が見えてきますよ。

単なる数字の羅列ではなく、走行シーンごとの得意不得意を一緒に確認していきましょう。

WLTCモードで見るグレード別カタログ燃費

現在の軽自動車の燃費性能は、より実際の走行環境に近い「WLTCモード」という国際的な試験方法で測定されています。

タフトのカタログ燃費を確認すると、最も数値が優れている2WDの自然吸気(NA)モデルで、WLTC総合21.4km/Lというスコアを記録しています。

ダイハツタフト2輪駆動・ノーマルエンジンのカタログ燃費21.4km/Lを表示したスライド

この数値自体は、現在の軽クロスオーバーSUV市場において平均的な水準と言えるかなと思います。

WLTCモードの面白いところは、総合数値だけでなく「市街地」「郊外」「高速道路」という3つの走行モード別の数値が公開されている点です。

タフトの場合、信号待ちや渋滞を想定した「市街地モード」では19.7km/L程度まで落ちますが、信号の少ない道をスムーズに走る「郊外モード」では22.9km/Lまで伸びる傾向にあります。自分の主な使用用途がどこにあるかによって、この内訳をチェックすることが大切ですね。

グレード構成駆動方式総合 (km/L)市街地 (km/L)郊外 (km/L)高速道路 (km/L)
NA車 (X / G)2WD21.419.722.921.3
ターボ車 (X / Gターボ)2WD21.319.722.621.3
NA車 (X / G)4WD20.819.022.320.5
ターボ車 (X / Gターボ)4WD20.218.821.519.8

注目すべきは、2WDモデルにおいてNAとターボの差がわずか0.1km/Lしかないという事実です。

タフトのノーマルエンジン21.4km/Lとターボエンジン21.3km/Lの差がわずか0.1km/Lであることを示す比較図

一昔前の軽自動車なら「ターボは燃費が悪い」というイメージが強かったですが、現代のエンジン制御技術とCVTの進化によって、その常識は過去のものになりつつあります。

この数値を見る限り、燃費を理由にターボを諦める必要はほとんどないと言えるかもしれませんね。ただし、これはあくまでメーカーが実施した試験値ですので、実際の走行ではアクセルワークの差が如実に出てくることも覚えておいてください。

ターボ搭載モデルの燃費と走行効率のメリット

タフトのターボ車が高い燃費効率を実現している最大の功労者は、ダイハツが誇るトランスミッション技術「D-CVT(Dual mode CVT)」です。

これ、実はすごい技術なんですよ。従来のCVTは金属ベルトだけでパワーを伝えていましたが、D-CVTは高速域で「ギア」を併用する世界初のスプリットギアシステムを採用しています。これにより、伝達効率を大幅に高めつつ、エンジンの回転数を低く抑えることが可能になりました。

ダイハツのD-CVTがベルトとギアを組み合わせて効率よく走る仕組みを解説したイラスト

ターボ車の場合、低い回転域から力強いトルク(粘り強さ)を発生させることができます。NA車であれば一生懸命エンジンを回して加速しなければならない場面でも、ターボ車なら半分程度のアクセル開度でスルスルと加速していけるんです。

結果として、加速時に消費する燃料を抑えることができ、トータルでの燃費悪化を防いでいるというわけですね。特に高速道路の合流や、家族を乗せての走行が多い方にとっては、ターボモデルの方が精神的な余裕も生まれますし、実燃費での逆転現象も十分に狙えます。

ターボ車のメリットは「パワーがある」ことだけでなく、「効率の良い回転域を長くキープできる」ことにあります。D-CVTとの組み合わせにより、特に時速60km~80km付近での巡航燃費は非常に優秀な数値を叩き出してくれますよ。

私自身、20年ほど多くの軽自動車を見てきましたが、最近のダイハツのターボエンジン「KF-VET型」は熟成が進んでおり、マルチスパーク(複数回点火)などの最新技術も投入されています。

これにより、燃料を隅々まで効率よく燃やしきることができるため、燃費の落ち込みを最小限に留めています。走りも楽しみたいけれど維持費も気になるという欲張りなユーザーにとって、タフトのターボは非常にバランスの取れた選択肢だかなと思います。

4WD仕様による燃料消費への影響と走破性

タフトを検討している方の中には、雪国にお住まいだったり、キャンプなどのアウトドアを楽しみたいから4WDを選びたいという方も多いはず。タフトの4WDシステムは、最低地上高190mmという余裕のある設計と相まって、軽自動車とは思えないほどの頼もしさを見せてくれます。

しかし、燃費の観点から見ると、やはり2WDに対して0.6km/Lから1.2km/L程度のビハインドがあるのは避けられません。

なぜ4WDは燃費が悪くなるのか。主な理由は2つあります。

1つ目は「機械的なロス(フリクションロス)」です。4WDは後輪に力を伝えるために、プロペラシャフトやディファレンシャルといった複雑な部品を常に回転させておく必要があります。たとえ乾燥した路面で後輪に大きな力がかかっていない時でも、これらの重いパーツを引きずって走る必要があるため、どうしてもエネルギーを余計に消費してしまいます。

2つ目は「車重の増加」です。4WDシステムを搭載することで、2WDよりも約50kgほど車重が重くなります。これは常に大人一人分、あるいは大きめの荷物を常に載せているのと同じ負荷がかかっているようなものです。

4輪駆動を選ぶと車重が増えるため燃費がリッター1kmから2km下がることを示すスライド

4WDを選択する場合、カタログ値だけでなく「実燃費でも1~2km/L程度は低下する」という覚悟を持っておくのが誠実かなと思います。特に、信号の多い街中では重量増の影響を受けやすく、燃費計の数字が伸び悩む傾向にあります。

それでも、タフトの4WDには選ぶ価値があります。アプローチアングルやディパーチャーアングルといった本格的な四駆性能を意識した設計がなされており、万が一のスタックや雪道での発進性能は2WDとは比較になりません。

経済性を最優先するのであれば2WD一択ですが、あなたのカーライフに「安心」や「冒険」をプラスしたいのであれば、この程度の燃費差は納得できる範囲に収まるかもしれませんね。

要注意なアイドリングストップレス仕様の燃費

タフトを中古車サイトや新古車で探していると、同じ年式なのに燃費の表記が極端に悪い個体に出会うことがあるかもしれません。

それは、2023年4月から2025年5月まで限定的に生産されていた「アイドリングストップ非装着車(eco IDLEレス仕様)」である可能性が非常に高いです。これは当時、世界的な半導体不足によって部品供給が滞った際、納車待ちを短縮するためにダイハツが苦肉の策として設定した特殊なグレードなんです。

この「レス仕様」は、車両価格が通常モデルよりも33,000円(税込)安く設定されていました。一見するとお得に見えますが、燃費性能への影響は無視できないほど甚大です。

例えば2WDのNAモデルで見ると、通常仕様が21.3km/Lなのに対し、レス仕様は18.7km/Lまでカタログ数値が落ち込んでいます。

実に12%以上もの燃費悪化です。特にアイドリングストップが効かない市街地での燃費低下は顕著で、信号待ちのたびにガソリンを垂れ流してしまうことになります。

【通常車とアイドリングストップレス車の燃費比較(2WD NA)】

仕様WLTC総合燃費年間燃料費(目安)
通常仕様21.3 km/L約80,000円
eco IDLEレス仕様18.7 km/L約91,000円

※年間10,000km走行、ガソリン170円/L、実燃費をカタログ比80%で計算

計算してみると、年間走行距離が10,000kmを超えるような方であれば、わずか3年前後で車両価格の差額を燃料代が上回ってしまいます。

さらに、将来売却する際のリセールバリュー(査定額)においても、アイドリングストップがないことはマイナス要因になりがち。長期的に見て経済的メリットはほぼ皆無と言っても過言ではありません。

購入時には運転席の右下にある「eco IDLE OFF」スイッチの有無や、車検証の燃費記載を必ずチェックして、慎重に判断してくださいね。(出典:ダイハツ工業株式会社「タフト 車種サイト」

高速道路での巡航燃費を向上させる走り方のコツ

タフトはその個性的でスクエアな「カクカクしたボディ」が大きな魅力ですが、燃費という観点で見ると、実は高速道路が少し苦手な側面があります。

垂直に近いフロントガラスや角張ったバンパー形状は、空気抵抗(Cd値)を大きくしてしまうため、速度が上がれば上がるほど空気という目に見えない壁にエネルギーを奪われてしまうんです。時速100kmを超えると急激に燃費計の数字が下がっていくのを見て、驚くオーナーさんも多いかなと思います。

そこで、タフトを高速道路で賢く走らせるコツは、「時速80km~90kmでのキープ走行」に徹することです。

高速道路で時速80kmをキープすることで空気抵抗を減らし燃費を伸ばすコツを示すスピードメーターの図

空気抵抗は速度の2乗に比例して増えるため、たった10km/Lの速度差が、リッターあたりの燃費を1km~2kmも変えてしまうことがよくあります。

また、ダイハツのD-CVTは高速域でギア駆動に切り替わりますが、この切り替わった状態をいかに穏やかに維持できるかが勝負です。急な追い越しを避けて、一定のアクセル開度を保つ「ふんわりアクセル」を心がけるだけで、驚くほど燃費は安定しますよ。

最近の軽自動車には「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」が装備されているモデルも多いですが、これを使うのも手ですね。ただし、上り坂での不自然なキックダウン(急加速)を避けるために、緩やかな坂道では一時的に解除して自分でコントロールする方が燃費にはプラスに働きます。

他にも、高速道路での風の影響も考慮しましょう。タフトは背が高いクロスオーバータイプなので、横風や向かい風の影響をまともに受けます。風の強い日は無理に速度を出さず、左側車線をゆったり走るのが安全面でも燃費面でも大正解です。

こうしたタフトの特性を理解した「大人な運転」こそが、カタログ値を超える低燃費を実現するための最短ルートと言えるかもしれません。

ユーザー評価から紐解くタフトの燃費の実態

カタログ値はあくまで「最高に条件が良い時」の数字。私たちユーザーが本当に知りたいのは、近所のスーパーへ買い物に行ったり、週末のドライブを楽しんだりした時に出る「本当の燃費」ですよね。

ここからは、膨大なオーナーの声と私の20年の経験をミックスして、タフトのリアルな実力を暴いていきます。

オーナーの実燃費データから見るリアルな平均値

タフトの実燃費が平均16.0から17.5km/Lであることを示す燃費計のイラストスライド

全国のタフトオーナーから寄せられる実燃費のデータを集計してみると、そのボリュームゾーンは16.0km/L~17.5km/L前後となっているようです。

カタログ値が21km/L台であることを考えると、達成率としては約75%~80%程度。これは今の軽自動車界隈では、ごくごく標準的な結果かなと思います。

決して「驚くほど燃費が良い!」というわけではありませんが、SUVらしいゴツゴツとしたタイヤや重めの車体を考えれば、納得のいく範囲に収まっていると言えるでしょう。

面白いのは、NAモデルよりもターボモデルの方が良い数値を記録しているケースが散見されることです。これは前述した通り、ターボの方が加速時にエンジンを回しすぎなくて済むためです。

実際に、私の知人のタフトオーナーさんも「平坦な道では差が出ないけど、山道や高速を走るとターボの方がガソリンの減りが遅い気がする」と言っていました。実燃費重視で選ぶなら、実はターボの方が幸せになれるパターンが多いのもタフトの特徴ですね。

【ユーザー投稿による実燃費の傾向まとめ】

走行環境期待できる実燃費ユーザーの感想
信号の多い街乗り13.5 ~ 15.0 km/Lアイドリング停止時間が長くなると厳しい
郊外のバイパス18.0 ~20.5 km/L60km/h巡航ならカタログ値も狙える
高速道路 (90km/h)17.0 ~19.0 km/L風がなければ安定して伸びる

ただし、一点注意してほしいのが「季節変動」です。軽自動車の小排気量エンジンにとって、エアコンの負荷は非常に大きいです。

特に夏場、タフト自慢の「スカイフィールトップ(ガラスルーフ)」は解放感抜群ですが、シェードを閉めていても室内温度が上がりやすく、エアコンがフル稼働しがちです。

これにより夏場の街乗りでは12km/L台まで落ち込むこともあります。冬場も暖房のためのアイドリングが増えるため、年間を通じて平均値を見る心の余裕が必要かもしれませんね。

市街地走行でタフトの燃費が悪いと感じる要因

タイヤが大きく角ばった形のタフトが苦手とする、街中のストップアンドゴーと高速道路の飛ばしすぎを解説した図

ネットの口コミなどで「タフトの燃費は悪い」という声を耳にすることがあるかもしれません。その多くは、ストップ&ゴーを繰り返す市街地での使用をメインにしているユーザーさんから出ているようです。

YASU
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これにはタフト特有の構造的な理由がいくつか絡んでいます

まず1つ目は、タフトの「足回り」です。165/65R15という、軽自動車としてはかなり大径で重厚なタイヤを履いています。この大きなタイヤを止まった状態から動かす(回転させる)には大きなエネルギーが必要で、それが発進時の燃料消費に直結してしまいます。

2つ目の要因は、車両重量のバランスです。タフトは全高が1,630mmもあり、さらにガラスルーフという重い装備を頭上に載せています。安全性向上のためにボディ剛性も高められている結果、ベースとなったミライースなどの超軽量モデルに比べると200kg近くも重くなっています。

この「重さ」は、信号待ちからの再加速において常に足を引っ張る存在となります。また、アイドリングストップからの再始動時、ダイハツ車は比較的スムーズな部類ですが、それでも頻繁な停止・発進は燃費をじわじわと削っていきます。

もし、あなたの主な使い道が「近所のコンビニやスーパーへの往復のみ」といった数キロ単位の短距離走行であれば、タフトの燃費は正直、期待外れに感じるかもしれません。エンジンが温まる前に目的地に着いてしまうような使い方は、どんな車でも燃費には最悪の条件だからです。

YASU
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ただ、これを「欠陥」と捉えるのは少し違うかなと思います

タフトは単なる移動手段ではなく、そのスタイルや走破性を楽しむための「道具」としての側面が強い車です。

市街地での燃費が少し悪いのは、そのタフな見た目と引き換えの「個性」だと捉えてあげるのが、長く愛せるコツかもしれません。

逆に言えば、一度スピードに乗ってしまえばD-CVTの効率の良さが顔を出してくれるので、少し遠出をするだけで燃費計がみるみる改善される楽しさも味わえますよ。

ハスラーの燃費と最新技術の差を徹底比較

タフトを検討しているなら、100%と言っていいほど比較対象に上がるのがスズキ・ハスラーですよね。正直に申し上げますと、カタログ燃費の数値だけで勝負すればハスラーの圧勝です。

ハスラーの自然吸気モデル(2WD)はWLTCモードで25.0km/Lという、驚異的な数値を叩き出しています。タフトとの差は約3.6km/L。これを「誤差」と呼ぶには少し大きな差があるのは否定できません。

この差がどこから来るのか。その答えは、スズキの「マイルドハイブリッド」にあります。ハスラーはISG(モーター機能付発電機)を搭載しており、減速時のエネルギーで発電し、それを加速時のモーターアシストに利用します。

エンジンが苦手とする「発進・加速」の瞬間を電気が助けてくれるため、ガソリンの消費を物理的に減らすことができるんです。

これに対し、タフトは純粋なガソリンエンジン車です。最新の効率化技術は投入されていますが、電気の力を直接駆動に使うことはできません。この「ハイブリッドか、純ICE(内燃機関)か」という根本的な構造の差が、燃費数値の開きとして現れています。

比較項目タフト (G 2WD)ハスラー (HYBRID G 2WD)
カタログ燃費 (WLTC)21.4 km/L25.0 km/L
加速支援なしモーターアシストあり
アイドリングストップベルト駆動で再始動ISGにより極めて静かに再始動
ハイブリッドを使うスズキ・ハスラーに対し、燃費数値ではタフトが及ばないことを示す比較スライド

では、タフトを選ぶメリットはないのか?というと、決してそんなことはありません。

ハスラーは非常に優秀な優等生ですが、ハイブリッドシステムを積んでいる分、部品点数が多くなり、将来的なバッテリー交換などのコストリスクもゼロではありません。

一方のタフトはシンプルな構造ゆえの「タフさ」があります。また、ハスラーが丸みを帯びたデザインで空力を考慮しているのに対し、タフトはあくまで無骨なスクエアデザインを貫いています。

この「燃費を削ってでも手に入れたスタイル」に価値を感じるかどうかが、ハスラーとの決別のポイントになるかなと思います。

長期保有で差が出るガソリン代と維持費の目安

燃費の数km/Lの差は、実際にお財布にどれくらい響くのでしょうか。5年間、年間10,000km走行(計50,000km)を想定してシミュレーションしてみましょう。

実燃費はカタログ値の80%とし、ガソリン単価は170円/Lで固定して計算します。比較対象は、燃費トップのハスラー(実燃費20.0km/L想定)と、タフトの標準仕様(実燃費17.1km/L想定)、そして前述したアイドリングストップレス仕様(実燃費15.0km/L想定)です。

ハスラーの場合、5年間のガソリン代合計は約425,000円。対するタフト(通常仕様)は約497,000円。その差は約72,000円です。これを5年で割ると年間約14,400円、月々に直すと約1,200円の差になります。

5年乗った場合のハスラーとのガソリン代差額が月々約1,200円であることを示すスライド

どうでしょうか?「月1,200円でこのスカイフィールトップが手に入るなら安い!」と思えるか、「月1,200円も損をするのは嫌だ」と感じるか、ここが判断の分かれ目ですね。

さらに、アイドリングストップレス仕様の場合は、合計約566,000円となり、ハスラーとの差はなんと14万円以上に広がります。ここまで来ると、月額2,300円以上の差となり、家計へのインパクトも無視できなくなってきます。

YASU
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維持費はガソリン代だけではありません

自動車税や重量税などの「エコカー減税」の適用範囲も重要です。

ハスラーは燃費が良い分、減税の恩恵をフルに受けやすいですが、タフト(特にターボや4WD)は減税対象から外れたり、軽減率が低くなる場合があります。購入時には諸費用を含めた総額で見積もりを比較することが鉄則ですよ。

20年軽自動車を見てきた私のアドバイスとしては、単に燃費だけで決めるのではなく、「所有する喜び」も含めたトータルコストで考えることをお勧めします。

多少ガソリン代が高くても、乗るたびにワクワクする車の方が、結局は長く大切に乗ることができ、結果として乗り換えサイクルの長期化による経済的メリット(節約)を生むこともあるからです。最終的な判断は、あなたの財布事情と情熱のバランスで決めてくださいね。

日常点検でタフトの燃費向上を目指すポイント

タフトを購入した後、あるいは今乗っているタフトの燃費をもっと良くしたいと思っているなら、日頃のちょっとしたメンテナンスが劇的な効果を発揮します。

まず最も即効性があるのが「タイヤの空気圧管理」です。タフトの指定空気圧は240kPaと高めに設定されていますが、これが200kPa程度まで下がってしまうだけで、燃費はあっさりと5%~10%ほど悪化します。

大きなタイヤを履いているタフトにとって、転がり抵抗の増加は致命的なロスになります。月に一度はガソリンスタンドで空気を補充しましょう。指定値より少し高い250kPa程度に設定するのも、乗り心地は少し硬くなりますが燃費には有効ですよ。

次に大切なのが「エンジンオイル」の選択です。最近のダイハツ車は、非常に粘度の低い「0W-16」や「0W-20」というサラサラのオイルを使用することを前提に設計されています。

もし、カー用品店などで「走行距離が多いから」と適当に粘度の高い(ドロドロの)オイルを入れてしまうと、それがエンジンの抵抗となり、燃費が悪化するだけでなく、パワーダウンの原因にもなります。

必ずメーカー指定の低粘度オイルを選び、5,000kmごとの定期交換を怠らないようにしましょう。エンジンの健康状態が良いと、それだけで燃料消費効率は維持されます。

タイヤの空気圧チェックと指定のサラサラなエンジンオイルの使用を推奨するメンテナンススライド

見落としがちなのが「荷物の整理」です。タフトはアウトドアに出かけたくなる車なので、キャンプ道具や洗車グッズを積みっぱなしにしていませんか?不必要な10kgの荷物を載せて走ることは、燃費を確実に削ります。

また、スカイフィールトップのシェードも、夏場はこまめに閉めてエアコンの負荷を減らす工夫をしましょう。

最後に、エンジン内部の汚れ(カーボン)を溜めないことも重要です。たまには高速道路を使って一定時間エンジンを回してあげたり、定期的に清浄剤入りの燃料添加剤を使用するのも、コンディション維持には効果的です。

こうした細かいケアの積み重ねが、5年後、10年後の実燃費の差となって現れてきます。「自分の車を育てる」ような感覚で、楽しみながら取り組んでみてください。

購入前に確認したいタフトの燃費に関するまとめ

燃費も大事だが好きも大事、月1,200円の差で手に入るスタイルを楽しもうというまとめスライド

ここまでタフトの燃費について、かなり深いところまでお話ししてきました。最後に、迷っているあなたの背中をそっと押すためのまとめをお伝えしますね。

タフトは、ハイブリッド車のような驚異的な低燃費を叩き出す「エコカー」ではありません。しかし、ダイハツが持つ内燃機関の粋を集めた「D-CVT」や「KFエンジン」のおかげで、ガソリン車としては非常に優秀な、実燃費16km/L~17km/L台という数字をしっかりとキープできる実力派です。

もしあなたが「1円でも安く走りたい」という極限の経済性を求めるなら、ライバルのハスラーの方が幸せになれるかもしれません。

でも、もしあなたが「スクエアなデザインに惚れた」「スカイフィールトップの開放感を味わいたい」「ターボの余裕ある走りで遠出を楽しみたい」と感じているのであれば、タフトの燃費は決して後悔するレベルではありません。

むしろ、その個性を楽しみ尽くすための必要経費として、十分に納得できる範囲かなと思います。特に、NAと燃費差がほとんどないターボ車は、私個人としては一推しのチョイスです。

走りも燃費も諦めたくない人にはターボモデルが一番の正解であると推奨するスライド

購入を検討する際は、必ずアイドリングストップ機能が搭載されている最新モデル(または通常の中古車)であることを確認してください。

また、4WDが必要な地域の方は、燃費低下を「雪道での保険料」と前向きに捉えるのが、タフトライフを楽しむ秘訣ですよ。

車選びに正解はありません。大切なのは、メリットもデメリットも理解した上で「この車と暮らしたい!」と思えるかどうか。

この記事が、あなたのタフト選びの疑問を氷解させ、納得のいく決断を導く一助になれば嬉しいです。実際の感覚は人それぞれですので、ぜひ一度ディーラーに足を運んで、試乗車の燃費計をリセットしてからいつもの道を走ってみてくださいね。

※記事内の燃費数値データはあくまで一般的な目安であり、実際の走行条件やメンテナンス状況、気象条件等によって大きく変動します。正確な最新仕様や諸元については、必ず公式サイトをご確認ください。

(参照:ダイハツ工業株式会社『タフト 主要諸元表』

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